こんにちは。ENLIGHTENEDのaobamidoriです。

ingressというゲームの魅力はゲームの中に留まらず、プレイヤー同士の交流を楽しむことができることだと、私は強く主張していきたいと思っています。今回の記事では、ingress特有の、プレイヤー同士の交流の一端を担っている「ある文化」をご紹介させていただきます。

ingressの運営をしているNiantic社は、世界各地で様々なingress公式イベントを開催しています。そうしたイベントに参加することで、公式からゲームに関するカードを購入したり、もらうことができます。例えば、ingressのストーリーに登場するキャラクターのカードです。

よくあるトレーディングカードのように、カードの表面にはキャラクターのビジュアルが、裏面にはキャラクターの紹介等が書かれています。いつしか、自分自身を象徴するものの写真や絵を表面に、裏面には自身の自己紹介を記したオリジナルのカードを作ることが、プレイヤー間で流行するようになりました。

このカードはバイオカード(自己紹介の意味をもつbiography)、不審者カード(ingressをプレイする様子が不審者の様だと揶揄されがちなため)とも呼ばれ、とても親しまれています。イベントや、普段の活動の中で他のプレイヤーと会った際に、名刺のようにバイオカードを交換する。この文化がingress特有のプレイヤーの交流です。Niantic社はバイオカードを作るためのフォーマットも作っており、公式のカードの形式も度々変化させ、この文化を盛り上げています。下記URLのページでは、オリジナルバイオカードの制作に役立つ情報が載せられています。

ingress BioCard(不審者カード)テンプレートまとめ。(via charingress.tokyo
イングレス不審者カードのデザインテンプレートのダウンロードページ (via プレス・トーク ダイレクト

もちろんカードを作ることは必須ではなく、作成しないプレイヤーも多くいます。その一方で、バイオカードの収集を趣味にしているプレイヤーが世界中にいて、国際的な交流にまで発展している話も耳に届きます。他にもこんなことをしている人も!あんな人も!といった話は山ほどあります。しかし、バイオカードに関する文化は奥が深すぎて、こちらのスペースで語り尽くすことは不可能です。

そしてなんと、今回のファーストサタデー千葉ニュータウンには、あの「紅玉」がやってきます!!「紅玉」とは、日本各地のingressイベントで出現する謎の赤いアタッシュケースです。中には大量のバイオカードが詰まっており、プレイヤーは自分のカードをその中に入れ、代わりに好きなカードをもらうことができます。シンプルなシステムで、どこかのだれかのカードと出会うことのできる、そして、どこかのだれかに自分のカードが届く。カードだけでなく夢の詰まったオブジェクトです。
※「出現」とありますが、管理者と連絡を取り合っています。名前の由来など、深い歴史もあるので、興味がある方は調べてみてください!

今回のファーストサタデー千葉ニュータウンの企画スタッフの中にも、自身のバイオカードを作成しているスタッフが多く、イベント企画をきっかけにカード作りに挑戦するスタッフも現れ、打ち合わせではカード交換が盛り上がっています。上記写真はそのカードの一部です。当日はもっとたくさんのカードを気軽に見ることのできるよう、ある準備をしています。

ファーストサタデー千葉ニュータウン、ゲームの外の交流を楽しむことのできるイベントとして、バイオカード文化についてぜひ触れてみてください。ファーストサタデー千葉ニュータウンに向けて、バイオカード文化に則ったさまざまな準備をしています。続報をお楽しみに!